概要

GXS は、お客様に提供しているすべてのソフトウェアとサービスについて Web サービス インターフェイスの開発を進めています。

多種多様なデータ フォーマットと通信プロトコルは、ビジネス コミュニティの情報フローにとって最も大きな課題です。この問題への新たなソリューションとして、Web サービス インターフェイスは通信プロトコルを標準化すると共に(SOAP)、データ フォーマットを記述する標準手段(WSDL)を提供します。

GXS が提供するほとんどのテクノロジ、特にお客様が自社サイトに導入する形式のソフトウェア ソリューションは他のアプリケーションが複数存在する環境で相互的に機能します。このような環境では、GXS Enterprise Gateway との間でやり取りされるデータもあれば(たとえば外部からの受注情報や送信する請求書情報など)、GXS Product Information Managerと双方向に商品データの同期化が求められる複雑なやり取りもあります。また、たとえば GXS のデータ フォーマット変換エンジン GXS Application Integrator—のようにソリューションの用途は非常に幅広いため、事実上データ フローの正確な予測は難しいのが現状です。

これらの課題へ応えるために GXS が開発したのが SOAP をベースとする一連のインターフェイスで、GXS ソフトウェアとのコミュニケーションを実現する標準のテクニカル ソリューションをお客様に提供します。それぞれ提供する機能や特長はソフトウェアごとに異なりますが、下記のように共通の要素もあります。

  • 統合 Web サービス サーバー。Web サービス インターフェイスをサポートしている GXS の製品は、SOAP リクエストに応える “潜在的な” 機能を有しています(SOAP は、別のプロトコルを使って送信する特定のメッセージ形式を指定します。現在のところ GXS 製品は HTTP/HTTPS をサポートしています)。基本的に、これは SOAP リクエストへの対応のみを目的とする特別な Web サーバーです。
  • 基盤となっているセキュリティ インフラストラクチャへのアクセス。 セキュリティは常に重要な問題ですが、同じデータに複数のセキュリティ システムを適用することは一般的に良い方法ではありません。このため、GXS の Web サービス インターフェイスはデータが属するソフトウェアと同じセキュリティ情報を受け入れ、これを適用します。したがって GXS Enterprise Gateway, でユーザーを新規作成すると、そのユーザー ID とパスワードがソフトウェアへの SOAP リクエストに使われます。この共通インフラストラクチャによって、すべてのアクティビティはユーザー レベルで確実に記録されます。
  • 背景にあるソフトウェアのアプリケーション層と統合。Web サービス インターフェイスは、単にデータ検索を行った場合でもアプリケーション内の機能を起動します。リクエストがどこでどのように生成されたのかに関係なく、データへのアクセスおよび処理はそのデータが属するアプリケーションを通じて実行する必要があるので、このようにアプリケーション内の機能を起動する Web サービス インターフェイスの特性は非常に重要な意味を持っています。基本的に、インターフェイスは “裏口” ではなく現在使われているユーザー インターフェイス(または他のインターフェイス)に替わるものとしてデザインされていることが必要です。
メリット

通常、Web サービス インターフェイスによって開発プロジェクトでは低コストの統合と迅速なサイクルタイムが可能になりますが、それ以上に Web サービス インターフェイスは個々の問題領域に対して具体的なメリットをもたらします。ここではいくつかの例を紹介します。

  • Interchange Services Gateway: GXS Trading Grid の EDI メールボックスをサポートする SOAP API を提供します。このインターフェイスは GXS が最初に商業ベースで提供を開始した Web サービス インターフェイスで、現在はあまり使われなくなっている SOAP with Attachments 標準を使い、GXS Trading Grid を通じた電子文書の送受信をサポートします。
  • GXS Application Integrator (AI): Web-Services Plug-inと共に利用することで、AI は SOAP インターフェイスを通じたデータ フォーマット変換サービスを提供します。基本的に、AI はユーザーが作成した “マップ” (ある文書フォーマットを別のフォーマットに変換する一連の指示 - 通常は非常に複雑な指示)を SOAP リクエストとして実行します。また AI は、データ フォーマット変換処理の一環として外部の Web サービスを呼び出すことができます。
  • GXS Product Information Manager (PIM): GXS PIM ソフトウェアに SOAP インターフェイスを実装することで、ミドルウェア スイートを簡単に統合し、企業組織全体を通じて商品情報を同期化することが可能になります。たとえばあるシステムに商品に関する “重量” という情報が格納されている場合、同期化されている商品の重量情報が変更されたら、このシステムで “重量” 情報を更新しなければなりません。GXS PIM は商品データを更新する Web サービスを提供することで、このプロセスを簡素化します。
 
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