様々な変動要因が存在するサプライチェーンにおいて、在庫は最も大きな “リスク回避手段”であり、同時に“コスト要因”でもあります。しかし、過去 5 年間にサプライチェーン環境は大きな変化を遂げています
- 品目や販売チャネルの急増、販促商品の増加による需要変動の増加
- グローバル規模での調達や製造・開発への依存度の高まりによる供給変動の増加
過剰在庫を抱えない、完璧な在庫管理ソリューションを必要とする小売企業にとって、物流センターや店舗、すべてにおいて、在庫に関するタイムリーかつ正確な情報は不可欠です。現在、欠品に関する最も信頼の高い調査結果から*、この課題に応えることは決して容易ではないことが明らかになっています。この調査では以下のことが明らかになっています。
- 全世界における欠品率は平均 8.3%
- 販促商品の欠品率は平均で 13%
- 廃版商品の残在庫による企業の年間損失額は $25億
店舗、倉庫、移動中、注残など在庫に対するリアルタイムかつグローバルにサプライチェーンの可視性を得ることができなければ、小売企業は注文充足率の低下や納期遅れなどの問題に直面することになってしまいます。
* 「Retail Out-of-Stocks: A Worldwide Examination of Extent, Causes and Consumer Responses」
2002年、GMA/FMI/CIES
ベンダー管理の必要性
賢明な小売業者は、サプライヤも含めて在庫管理に関して検討・決定をすることの利点を理解しています。在庫管理の責任をサプライヤと分け合うことには、小売企業にとって以下のようなメリットがあります。
- 価値ある人材を在庫管理の負荷から解放
- 原材料および仕掛品在庫を貸借対照表から除外
- ビジネス管理に必要な運転資本を軽減
サプライヤにとっても、小売ネットワークにおける自社商品の充足とパフォーマンスを継続的に監視・管理できるというメリットがあります。具体的に、サプライヤには以下のようなメリットがあります。
- 生産および物流の効率的なプランニング
- 商品およびマーケティング活動に対する知識と理解を深め、これを活用
在庫をリアルタイムに管理し、受発注の意思決定をコラボラティブに支援するための基盤作りは容易なことではありません。在庫の可視化のための理想的なソリューションには、以下のような能力が求められます。
- リアルタイム: インテリジェントな意思決定および行動を支援するため、在庫に関する重要なアラートやレポーティングをリアルタイムまたはリアルタイムに近いタイミングで継続的に提供できなければなりません。
- 正確性: 質の高い意思決定を下すためには、本当の在庫レベルが反映された高い精度のデータが不可欠です。
- 最適化:大掛かりなデータの統合やシステムの統合プロジェクトを強いることなく、既存のIT 基盤への投資を活用できなければなりません。
メリット
GXS の在庫の可視化ソリューション Inventory Visibility の卓越した能力と、GXS Enterprise Gateway および GXS Partner Gatewayが提供する優れたアクセス環境によって、企業規模に左右されることなく、サプライチェーンにおけるすべてのサプライヤからの在庫を監視・管理することができます。
- 高い顧客満足度の維持、ブランドの統合性を保護: 商品の充足性を確保すると共にタイムリーな納品を実現。店舗レベルでの欠品は消費者の満足度を損なう原因となります。
- 生産性と収益性の向上: 消費状況および販売行動全体における正確かつ継続的な監視・管理によって、全ての商品の管理能力を強化すると共に、コスト増につながる欠品を防ぐことができます。
- 最低限の IT リソースで導入・展開が可能 : GXS Inventory Visibility はホスティング サービスでかつグローバル サプライチェーンの可視化ソリューションなので、導入に際しては初期に必要となる最低限の資本投資のみで、ソフトウェアやハードウェアをあらためて購入する必要はありません。
特長
GXS Inventory Visibility は、倉庫管理システムや店舗運用システムなどから直接取得したタイムリーで正確な商品の在庫情報をサプライヤに提供します。他にも GXS Inventory Visibility は下記のような機能を提供します。
- Web ベースのダッシュボード: サプライヤは、使いやすい直観的なインターフェイスを通じて、必要なすべての情報へセキュアな環境でアクセスできます。
- 電子メール・ダッシュボード アラート: 例外事象単位で情報を監視・管理することにより、在庫管理を可視化し、いち早く問題を明らかにして適切に対応することができます。
- 堅牢な検索エンジン: 小売企業名、SKU 番号、商品説明、在庫状況、場所など任意のキーワードに基づいて在庫ステータスを検索できます。またカスタム レポートを作成・保存することで、定期的な検索・確認に利用することができます。
- 高い柔軟性かつ拡張的な商品属性: 標準の商品属性に加え、各小売企業やメーカーのニーズに合わせて複数のカスタム データ フィールドを追加することができます。
- ユーザー設定が可能な補充期間: 週次、月次、四半期、季節毎など各社の補充サイクルに左右されることなく、すべての取引先をサポートします。
- ユーザー設定が可能な場所に関する階層定義: サプライヤは、お客様の店舗、都道府県、地域、地区別の物流センターとの間で、ユーザーのニーズに合わせて階層関係を迅速にマッピング、定義することができます。
- サプライヤ コミュニティをサポート: 在庫の可視化プログラムを成功させる上で、サプライヤ コミュニティの参加は不可欠な要素です。 GXS Community Link によって、100% すべてのサプライヤの参加を実現することができます。